ほとんどビョーキ

      2015/04/16

モルゲロンズ病、それは奇病か妄想か

杉作J太郎(a.k.a.LL COOL J太郎)、福富太郎、乱一世、時代を代表するアーティストたちが、こぞって出演していた深夜のカルチュアルスタディーズなTVプログラム「トゥナイト」。

ロスト・ジェネレーション最初期である90年代半ばに全盛を極めた「今夜」という名のその番組では幾つもの名言が生み出され、消費されていった。
その中に、伝説のシネアスト山本晋也が生み出した短い詩「ほとんどビョーキ」というものがある。

バブルの時代が終わり、それまでの祝祭的狂乱のような時代の雰囲気が消え、まるで病気のように陰鬱な、貧しく寂しい時代の様相を表したその言葉に、多くの若者は共感し、彼の賛同者は日に日に増えていった。
山本晋也は自らを「カントク」と呼び、いつからか賛同者たちも彼を「カントク」と呼んだ。
彼らはひとつのコミューンを作り共同生活をはじめ、毎日のようにドトールコーヒーでプレーンホットドックを注文した。
ケチャップを付けず、マスタードのみの味でホットドックを食しながら彼らは言った。
「ほとんどビョーキ」であると。

時代は、オウム真理教前夜であった。

オウム一連の事件、911、イラク・アフガン戦争、黒人大統領の誕生、世界恐慌、311。
あれから多くの社会学的トピックとなるような出来事を経て、現代は現代となった。

祝祭的狂乱の中にある現代でも、常に「ビョーキ」の影は付きまとっている。
たとえばそれは、モルゲロンズ病のような病気に形を変化させて。

元記事⇒モルゲロンズ病

俺が家康で、家康が俺で(仮)
我々もビョーキを作ってビョーキの奴を殺してしまおう

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